ハッカーズチャンプルー2015、無事終わりました

開発合宿+カンファレンスという新しいフォーマットで挑んだ今年のハッカーズチャンプルーも、お金の出入りもだいたい確定し、ようやく終了しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。もし宜しければアンケートにお答え頂けると、嬉しいです(毎年、参加人数の割にアンケート回収率が低いので・・・(;_;)

ハッシュタグのまとめはこちらです。
参加報告ブログをハッシュタグなどで漁ってまとめてみました。「140文字以上の感想をちゃんと書こうぜ」「ブログを書くまでが勉強会」ってことで、皆様のポストをお待ちしておりますm(_ _)m

この辺見ると、だいたいどんなイベントだったのかな、と言うのがわかると思います。
以下、今年も中の人目線で振り返ります。

開発合宿のコンセプトはどうだったのか

基本コンセプトとして、参加者のみなさんの時間の使い方に対してあまり干渉したくない・自由に時間を使って欲しい、と言うのがあったので、主催側からのイベントは極力少なくしていました。この辺はさじ加減だと思うのですが、「もっと交流イベント的なものがあった方がいい」「自由すぎて何やっていいか分からない」という意見も頂き、なるほどごもっともと思いました。

実は検討段階では、ある程度大きい会場を借りてその場所で各自が作業できるスペースを提供しようかな、と考えていたのですが、見積をとった結果断念した、という経緯がありました。ハッカソン会場のように1箇所に集まって、でもテーマは全然人によってバラバラ、という形態ですね。もしこれが実現できていたら、もう少し一体感が出ていたかも、分かりませんね。まあいずれにしても部屋の布団で作業する、という方は無くならないかと思いますが(^^ゞ

ビーチリゾートでの開発合宿、というのも譲れないコンセプトではありました。特に県外からの参加者の方にとっては、これがないと多分意味が無いだろう、という信念を持っていました。でもこれも結局、部屋で作業して息抜きに海を見るという程度だったら、別にそこまでしなくてもいいんじゃね?という意見もあります。この辺も、参加者の方にはアンケートをお願いしてありますので、ご意見頂けるとありがたいです。

カンファレンスのフォーマットは完成度高くなった

今年は開発合宿を前半に、最後にカンファレンスを、というフォーマットにしたので、地元勢が発表できる場所が少なくなってしまいました。なので、カンファレンスのゲストセッションの間にLTを挟むという方式をトライしてみたのですが、これはなかなか良かったのではないかと思っています。

ディスプレイの調整を毎回しないといけなかったり、接触が良くなかったりなどハードウェアのトラブルはちょっと興ざめでしたが、フォーマット自体の完成度は高くなったのではないかな、と思います。

また、登壇者を公募にしたのも、費用的な面では辛いものがありますが、バラエティ豊かな登壇が集まってよかったと思います。YAPC::Asicも倍率高いですが、ハッカーズチャンプルーもそれなりの5倍以上の競争率となりました。ありがたいことです。

運営について

今年も多数のボランティアスタッフの皆様にご協力いただきました。ありがとうございました。過去やりたくてやれてなかったことをひとつ潰し、今年はスタッフロールを掲載出来ました。

運営のコンセプトとしては、「各自が・可能な範囲で・ベストを尽くす」ことを念頭においていますので、無理やり何かをやれ〜という話には持って行きたくない、と言うのが正直なところです。 まあただ、「緩くやるためには、締めるところしめないと駄目でしょ?」というお叱りも内部より頂いていますので、これはまたこれで難しいさじ加減です。

もしかしたら、あまり知られていないかもしれないので念のため書いておきますと、ボランティアスタッフのみなさまの働きと、イベントのクオリティ・参加者の満足度は正比例しますので、実はそこが対外的な評価を決定するほぼ全て、なんです(セッションの内容は簡単に飛ぶけど、全体のイメージは後々まで結構印象に残る)。そういう意味では、業務が終わったあとに絞り出した個人の時間を使っての、ボランタリーベースで運営するのは、この辺りが限界、という話なのかもしれませんね。常に改善する余地はあるのでもう少しやれるんじゃないか?とは思うのですが、これはお金があったら解決する、という話でもないので、難しいです。

また、今年は特にタスクが西島に一極集中していたのを、少しずつすこしずつ各実行委員会のメンバーにお任せしていきまして、(何だか仕事が増えたぞ)と思った方も居たかもしれません(^^ゞ

来年以降も、これを更に推し進めていって、どんどんみなさんにイベント運営の知見と苦労と充実感!を味わっていただきたいと思っていますので、これに懲りず何卒ご協力くださいm(_ _)m

あのLTについて

今年のすべての話題をかっさらったと言っても過言ではないあのLTについて、変なことを言い出す人が居ても困るので、一言。

あの事件というか事故の後、正直に言いますと彼のLT枠はキャンセルやむ無しか、と判断していたのですが、ご本人から強い登壇への意欲を感じましたので、それに上手く答えてあげるべきだ、と感じました。

退院してから2週間に満たないイベントへの登壇って可能なのか?と躊躇しましたが、本人は当然やる気全開で向かうでしょうし、それをこちらから妨げる理由はありません。実際のところ、無理をしてしまうのが心配でしたが。。。

ですので運営側としては出来うる限りのバックアップをするために、何時に来てもいいし、最悪枠が飛んでもいいし、何より事が起こった場合の、非常時の対応手順を明確にし、それを複数人でシェアしておきました。

結果、素晴らしい(衝撃的な(^^ゞ)LTになったことは、当日目撃した皆様の記憶にはっきり残っているかと思います。

ちゃんとチャンプルーしてたと思う

自画自賛な感じでちょっと書くのは忍びないのですが、個人的な見解では、このイベントが目指すところのいろいろな分野を超えたいろんな交流がそこかしこで生まれていて、ちゃんとチャンプルー出来ていたのではないか?と思っています。チャンプルーって炒めもののことじゃないですよ。混ぜこぜってことですよ(^^ゞ

専門分野、業種、職種、世代間の交流など、タテ・ヨコ・ナナメのいろんな交流が起こってるのを見ると、お互いの刺激にもなったと思いますし、それがこのイベントが提供している価値なのかなぁ、と少しだけ実感できたりしました。

特に、今年は昨年の反省を活かして、学生向けの告知に力を入れて動いていただいたので、若い世代へのリーチが改善されたのは非常に良かったと思います。学校単位で開発合宿に殴り込みに来たら、もっとカオスで面白かったかもしれないですね。

イベントからコミュニティへ

ハッカーズチャンプルーは年1のお祭りなので、なかなかコミュニティ足り得ないのですが、そこから始まった交流が根付いていって、それぞれのコミュニティに派生して、地に足の着いたコミュニティ活動に繋がって行ってほしいと切に願います。とにかく、会社・学校などそれぞれのコミュニティを飛び出して、一個人として、他のコミュニティと関わってみてください。コミュニティファーストの時代はもうとっくに来てます。

近年、ここ沖縄でも様々なIT系イベント、勉強会が多数開催されていて、数年前とは別世界の様です。ただ、「コミュニティ」という言葉を掲げているからといって、その中には様々な志向がありますので、そこは取り敢えず参加してみて、それぞれの皆様が吟味していって頂けると、いいのではないかなと思います。最近はコミュニティマーケティングという便利な(?)言葉が飛び交っていますので、、、。

微力ながら、西島も本当にお互いが切磋琢磨できるコミュニティを作っていきたいと思います。皆様これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

以上、また来年もお会いしましょう!