「自室で作業するコツが知りたい」と言われたので書いてみました

「自室で作業するコツが知りたい」と言われた

先日のポスト でリモートワークよいしょした結果、「自室で作業するコツが知りたい」と言われたので、書いてみます。

だ〜がしかし、そもそもそんなコツがあったら自分も知りたいし、知ってたらライフハックネタで一儲けしているはずなので、眉唾で読んで下さい。自分がどうしているか?ということを挙げて、そこから何かを推察してみましょう。

もしかしたら、どこかで読んだようなネタが書かれているかもしれません。ネタ元を覚えている限りはリンク貼りますが、覚えていない or オリジナルだと思っている(思い込んでいる)部分に関しては特にリンクを張りませんので、「おまっそれここのパクリじゃね?」というのがありましたら、ご指摘いただけるとありがたいです。

前提条件というか、環境の説明

  • 上にリンクを張ったポストで書いたように、3年位は自宅で仕事をしています。ベットから出て5秒で仕事場です。
  • 犬×2匹と家内が家にいて、たいていいつも誰かしらガタガタしている状態です。
  • たいてい音楽はかけていますが、ヘッドフォンやイヤフォンはしていません。
  • ごくたまに外で仕事というかノートPCに向かってたりもします。飛行機などの移動中とか、WIFIの繋がるロビーとか、カフェとか。

さて、こんな状況で、どうやって作業に集中するべきでしょうか。「精神論は禁止!」らしいので、ただ頑張るってのは無しです。というか、ただ頑張ったところで、頑張る方向を考えてそこにフォーカスしないと、どうにもなりません。。。

TODOの分類、それが問題だ

みなさんおおよそTODOリストとかGTDとかBacklogとか、まあ何でもいいんですが、やることリストを持っていると思われます。で、それに対してどれを優先的にやるか、というのを色々なテクニックで決定して、あるTODOをやっつけて、それを消していってるわけですよね。その優先度の付け方にいろいろな名前が付いていると思うんですが、自分の場合はこんな感じでやっています。

TODOをザックリ分類してみる

まず、かかる時間に関係なく、生死に関わるレベルで分類します。

  • いまやらなければ死んじゃうこと
  • どうでもいいけどやったほうがいいこと
  • 時間が空いたらでいいや

「いまやらなければ死んじゃうこと」は別枠です。だってやらないと死んじゃうんだから、これは今すぐやります。例えば、車が壊れたから修理を呼ぶとか、サーバが止まったから復旧作業をするとか、締め切りが昨日だから今原稿を書くとか(既にこの設定がおかしい)。 締め切り駆動もこの1つですね。この考え方では締め切りは絶対と取り扱います。だってそれ守らなかったらお金もらえない=ごはん食べれない=死んじゃうわけですから。ちなみに、毎朝の犬の散歩とかもこれに分類します。犬は散歩しないと死んじゃいますからね。

というわけでこの分類は、「やるやらないを判断する必要なく、やること」リスト、ですね。やらなきゃ死んじゃうんだから、この状態のあなたはタスクの奴隷です。なんか怖そうなムチで叩かれてる奴隷を頭のなかでイメージしてくださいね〜。そこではムチを持ったあなた(の分身かも!?)が叫んでるんです。「オラオラ、働けぇ!奴隷は考える必要なし!」ってね。ということで、タスクの奴隷さんはやっつけることのみに集中してください。

ほとんどのタスクが「どうでもいいけどやったほうがいいこと」に分類されるでしょう。「うんうん知ってるよ〜、やったほうがいいよね〜」というTODOの賑やかし達です。これは、上の分類が全部終わったら、ボチボチ手をつけていきます。

「時間が空いたらでいいや」は、本当に時間が空いたらやってみます。暇つぶしでも使います。もしかしたら3秒で出来るかもしれませんが、そういうものも後のお楽しみで取っておきます(後述)。

作業する気分/時間/場所を元にTODOを取り出す

死んじゃうことを全部片付けたら、次はこっちのターンですね。多数あるTODOの中から選んで何かを出来るわけですから。この時点では様々なことを考えつつ、TODOを選びますが、一番重要なのは「今の気分」ですね。

「あぁ〜だりい、寝たい」状態の時に、どうやってTODOをこなすか? 答えは簡単です。寝たいんだから、寝て下さい。もうタスクこなさなくても死ぬことはないし、どうぞご自由に。

「いや〜やんなきゃいけないことが一杯あるんだけど、NAVERまとめだかはてブだかを永遠と眺めて気づいたらお昼。あ〜もう面倒くせぇ」状態の時、どうしますか。ここはテクニックで何とかしましょう。そう、脳をだますってやつですよ。

※ぐぐってみると「作業興奮」という心理状態のようですね。
例: http://matome.naver.jp/odai/2138059460481420301

さて、取り敢えず手を動かすのはどうすればいいですかね? ここで、時間と場所をキーにTODOを眺めてみます。時間、というのは朝、とかお昼前、とかそういう時間もそうだし、作業できそうな時間枠、というのもそうです。例えば、いま移動中で新幹線に乗っていて、1時間は時間が取れそうだ、とかね。
1時間あれば原稿1つ書き終わるじゃん!とか、お昼前までにこの機能実装するぜ!とか、そういう気分に持っていければしめたものですね。

なので、残っているTODOから、会いてる時間枠で終わりそうなタスクをチョイスするのは、いわゆる見積の技能が必要になってきます。TODOの作り方もそうですね。大きいタスクは時間の見積がぶれてしまうし、タスクの実行効率の観点から見てもよろしくない。この辺りは難しい&使っているツール等によって変わってくるんですが、試行錯誤で慣れるしか無いですね。「何だこの巨大なチケットはorz」というのに遭遇するのは、僕も時々あります。
また、取り敢えず手を動かし始めるのに最適なタスク、ってのもあります。例えば、

  • 頭はあまり使わないけど手を使ってやる面倒くさい作業
  • 「時間が空いたらでいいや」と思って放置されているもの

はっ、どうでもいいタスクがやっつけられる瞬間が、出てきましたね!? どうでもいいんだから、やってもやらなくてもいいんです。でも、助走に使えるんだったら使ってみましょう。

ここまで場所の話は出てこない

そう、場所の話はまったくもって出てきません。場所がどうのこうの、というのは僕はあまり関係無いと思っているからです(だからこそのリモートワーク万歳!)。

ただ、ただですよ、僕はテレビを見る習慣がないので分かりませんが、例えば相撲を見るのがすごく好きな人が、テレビのある場所で相撲中継がある時間に作業が出来るとは、とても思えません。ベットを見るとダイブしてゴロゴロしたい習慣がある人も、同じくベットがある部屋では作業はできないでしょう。

逆に、カフェなどの騒音がある方が集中できる/出来ないなど、自分の弱点があると思うので、それをまず確認するところからですかね。確認できたら、一番集中できる場所で作業をするようにすればいい。
今の時代、ネットとPC、更に言うと暗号化されたハードディスクとプライバシーフィルターがあれば、どんな場所でも作業することは出来ますので、どこでもお好きなところで。

時間が最も高価な資源ということを忘れない

自分は、若い頃から仕事で徹夜をしたことは1-2回くらいしかありません。その1-2回で、自分のパフォーマンスが明らかに落ちていることが確認できたので、どんなに締め切りが近かろうがなんだろうが、必ず寝る人です。今は在宅勤務なので、昼食後の昼寝30分も必ずします。

というと、「時間が最も高価な資源」を無駄遣いしてるんじゃ?と突っ込まれそうですが、そんなことはないです。睡眠をとって頭の整理をすることは、とても有用な時間の使い方です。
上の言葉は、自分が余りにダラダラしている時に思い出して、「はっ!」とするためのおまじない、ですね。

きみちゃん、ちょっと練り足りない感ありますけど、こんな所で如何でしょうか?(なんと、これは長い私通だったのです!)